家を建てる時やリフォームの時、壁紙・フローリング選びをした経験があると思います。
色はどうしよう?模様はどんなものがあるのかな?と悩みますよね。
その時、実物の一部が貼ってあるカタログを渡された経験ありませんか?それが見本帳・サンプル帳です。今回はその見本帳・サンプル帳についてお伝えします。
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■見本帳・サンプル帳とは
塗料やフローリングなど建築資材の、さまざまな色や質感を確認するため実際の商品を切り貼りして1冊にまとめたものです。
建材以外にもフィルム・シート系、布製品などもあります。
商品自体のサイズが大きいため、一度にさまざまな種類を確認するのは大変です。
そこで手軽に、かさばらず、実物を見て触って確認できることを目的に製作されたのが見本帳・サンプル帳です。
持ち運びができて、スペースを取らないという理由からA4もしくはA3の2つ折りなどが多く、小さく切り貼りした実物サンプルが紙に直接貼ってあったり、収納されているのが特徴です。
その他、短冊形やバインダー形式など用途によってさまざまな形があります。
■見本帳の重要性
では、実際に見本帳を使う場面やそこでの重要性を3つ紹介します。
①施工時と同じ色を確認できる
②見た目だけではわかりづらい質感がわかる
③一覧で選びやすい
①施工時と同じ色を確認できる
例えば、塗料の色。印刷のカタログは、紙やプリンターの関係で実物に比べ、濃淡や赤みが強いなど色に違いが出てしまいます。
パソコン上でも同様に、ディスプレイや照明の光の関係で実物との差異が生まれがちです。
見本帳は実際の商品を使っているため、施工した時のリアルな色を確認することができ、お互いの認識も合わせられるため重要なツールと言えます。
②見た目だけではわかりづらい質感がわかる
さらに、見本帳には言葉や文字では伝えにくい商品の魅力を伝えてくれる役割もあります。
「マットで落ち着いた見た目」「光沢があって綺麗な仕上がり」と言われてもイメージしづらい。
という方のためにも見本帳であれば直接見て触れることで、言葉の意味や魅力をつたえることができます。
③一覧で選びやすい
大体の見本帳がA4や見開きになっているので、一覧で色や質感を見比べることができます。
一覧になっていることで自ら選ばれる施主の方も比較検討しやすいですし、提案するコーディネーターもお勧めしやすい作りになっています。また、営業としても「本物の」質感や品質、見た目をわかりやすく、直接的に伝えることができる見本帳・サンプル帳であれば最後の一押しとして最大限の効果を発揮できます。
■目的に合わせた活用方法を検討しよう
見本帳は作って終わりではありません。むしろ作ってからが本番です。
誰に、いつ、どのように使って、何を得たいのかを明確にし、それに合わせた活用方法で費用対効果の高いセールスプロモーションをおこないましょう。
営業先での提案や展示会など、お客様と対峙した際、口頭だけでは、伝えられる範囲に限界があり、見本帳だけでも商品の全てを引き出すことは大変難しいです。
見本帳で実物を見て触っていただきながら、口頭で捕捉の説明をすることで商品の特徴や魅力を、より深くお伝えすることができるようになります。
広苑社では、製作前の企画段階から一緒に考えさせていただきますので、希望されている製作物の目的、ターゲットなどを伺いディスカッションを交えながら「作るべきもの」を一緒に考えてまいります。くわしく知り方はこちらからお問い合わせください。